ハイブリット車が静かすぎて、視覚障害者や歩行者が危険。
この問題に対し、国交省が昨年の10月に発表した、
「走行音の静かなハイブリット車に音を出す装置の義務づけ」
1、新車には平成30年3月から実施
2、すでに販売されている車には平成32年10月から実施
あのニュースから半年がたち、先日この装置を開発されているとい
う方が当店にお客様としてご来店になりました。その際、様々な相
談を受けたり、逆にこちらから質問を投げかけたりと色々とお話を
させてもらいました。
この方が開発しているのは既に販売されている車に、どのような装
置をどこに取り付けるかという、上記2、の開発が主なお仕事のでよ
うで、現在一案として有力候補に挙がっているのがホイールのセンタ
ーキャップの裏側に貼り付けるタイプの装置だそうです。
この案は、既に国交省にも申請済みで、ほぼほぼこれで決まるよう
なお話もありました。確かにホイールはどんな車にも装着されてい
るもので、そういう意味ではモレなくすべての車に装着できる。
でもホイールの付近では耐久性「耐水・耐熱」は大丈夫なのか?
そして最大の課題は次のタイヤ交換の際、センターキャップを取り
外す時の衝撃に耐えれるのか?といった課題であります。
かなりマニアックな話になりますが、これは壊さず再利用する上で
とても重要な点になってきます。どんな車にも簡単に装着できる点
では素晴らしいアイデアだとは思いますが、実際、実用の面でこれ
らの対策が行われなければ、すぐに壊れたり、タイヤ交換の度に新
しい物に買い替えなければならない。など、購入者の負担増へと繋
がりかねません。
いずれにしても、施行までまだまだ時間がありますので、これから
どんなすぐれたものが登場するか楽しみですし、我々、取り扱う側が
簡単に扱えるものにしていただきたいという思いもあります。