今日はタイヤの隠れたダメージについて書いてみたいと思います。
昨日ご来店いただき下記にご紹介するお客様の話なのですが、前後
左右4本ともにセパレーションという現象がおきておりました。
これは外見ではほとんど気づくことのできないタイヤ内部の損傷
でありまして、具体的な症状としてはタイヤの内側のゴムとコー
ドの間が剥離する損傷で、主にロープロファイルといった低偏平
タイヤに起きやすい症状の一つであります。原因としては幾つか
考えられ、一番多く見られるのがタイヤそのものの耐荷重不足で
あります。一般的なケースとしては空気圧が低すぎてタイヤの耐
荷重性能を十分に引き出せていなかったり、逆に空気圧は満たさ
れているがタイヤそのものの耐荷重が低く、そもそも論として、
車重にマッチしていないタイヤを履いてしまっている。など、主
にこういったケースがあります。
今回のお客様の場合、空気圧は常時300kPaは入れていたとのこと
であり、そういう意味では内圧が著しく不足していたとは考えにく
く、また純正タイヤのロードインデックスが「91」であることを考
えると、やはりこれまで履いていた タイヤ「ロードインデックス85」
自体がそもそも車重に適応していなかったと考えられます。
T様 ホンダ ステップワゴン
今回セパレーションの疑いがあるということで215/35R19⇒225/40R19
にタイヤサイズを変更されました。
銘柄は、これまでと同じグッドイヤーのLS2000で4本を当店でご購入
いただきました。
ロードインデックス的には、「85」⇒「89」と4レンジ大きくなり、
ほぼ純正タイヤと同じ数字になりました。エアー圧の調整で最大「93」
程度には引き上げることができますので、これでセパレーションをおこ
す可能性は低くなると思います。
ノーマルの外径よりも30mm近く大きくなったことでフェンダーとの
隙間も埋まり、見た目も良くなりました~
T様、この度は当店のご利用有難うございました!
またのご来店お待ちしております!